白米おこめ

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高く高く舞い上がるしゃぼん玉を見ている。
巻き上がる風に乗って、
あの歌のように屋根まで飛ぶだろうか。

太陽の光に目が眩んで、薄い輪郭が見えなくなる。
球体のプリズム。虹色を初めて教えてくれたきみ。
どうか壊れないで、僕のもとに戻ってきて。

これは恋のおまじないなのだから。


シャボン液に口付けた苦いキスを、きみに。






「高く高く」 白米おこめ

10/14/2024, 12:12:40 PM