チャレンジ82(カーテン)
あまり思い出したくない話だが、コロナ禍の時に設置されていたビニールカーテンは、不思議な圧迫感があった。互いの顔は見えるのに、間を隔てている。飛沫の防止というけれど、効果はあったのだろうか。
本来なら、カーテンは開けたり閉めたりできるものである。開けば風が通り、気持ちの余裕が生まれる。透明な素材なのに閉めたままのビニールカーテンは、開けるに開けられない。感染予防の、最前線を守る存在。緊張を感じさせるのも無理はない。
今年も様々な感染症が流行していて、不安になる。しかし、ビニールカーテンに圧迫される生活には、戻りたくない。
10/11/2024, 1:28:42 PM