あの月だけは
誰よりも、ずっと前から私を見守ってくれている。
クラス替えで気の置けない友達が初めてできた日。
初めて恋の味を知って、失恋の苦味を涙で知った日。
親と大げんかして初めて夜の街を放浪した日。
いろんな「初めて」を知ったあの日の夜は君がいたから
喜びを分かち合ったり、
悲しみに砂糖を加えてくれたり、
やるせない想いに寄り添ってくれた。
新月で君がいない日はこの上なく辛かった。
でも、一度経験した事柄は教科書になるから
君がいなくても怖くなかった。
あの月だけは、
誰よりも、ずっと私を見てくれてると自負してる。
4/10/2026, 5:54:35 AM