霧夜

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羊が一匹、羊が二匹。羊が三匹、羊が四匹。
羊が五匹、羊が六匹、羊が七匹、羊が八匹。

羊が頭の中で飛び跳ねて、来ては過ぎていく。

羊が九匹...羊が...十匹...ひつじ、が...。

さぁ、今日も羊と共に安らかな夢の世界へ---


---二作目---


「俺なんかの心配なんてしなくていい。俺は大丈夫だから、な?」

...嘘だ。
大丈夫なら、なんで何かを我慢するような、そんな苦しそうな顔をするのか。
記憶の中のお前も、今俺の目の前にいるお前も。

...俺それに耐え切れなくなって、目の前のわいむを力一杯抱き締めたい。
もう二度とそんな悲しい顔をして欲しくないと、どうしたらお前の事を安心させられることが出来るのかと。

「.............」

わいむは何も言わない。
不思議に思って、少しだけ顔を覗いてみる。

「!」

...俺は、多分この時のわいむの顔を忘れられないだろう。

「...ッ///近い...んだよ、お前///いいから離れろ...」

この時のわいむの顔は、真っ赤に染まっていて、少しだけ幸せそうで。
そんな見た事もないあいつの表情に、見惚れて、恋に落ちたのだから。

(雑ですみません!!)

#脳裏
113作目

11/9/2023, 11:53:26 AM