弓道が好きだ。
弓道で使う道具に「矢」がある。
私は、その矢に春夏秋冬の柄を持たせ、私の弓道人生を4つのフェーズに区切ろうと考えている。
春。弓道を知り、魅了され、青春を費やした高校時代。
私の春。
矢の柄は「桜」
そして大学生の今。春が過ぎ、初々しさこそ失ったものの、春に芽吹いた心には、新たな瑞々しさが纏いはじめた。
夏。
矢の柄は「夏祭り」
この度私が買った矢は、白い羽根に黄色い花と朱のグラデーションが付いたものだ。
秋を先取りしたような色である。だから困っている。
次の秋色は、何色なのだろうかと。
ただ、困りつつも心配はしていない。
今の私に、朱い夏が見えたように、次の私にもふさわしい秋色が見えるはず。
見えなければ、私の夏はまだ終われない。
9/19/2025, 3:39:04 PM