千歳緑

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流れ星に願いを



「星なんかに願ったってしょうがない」

「だいたい、あれは消滅する瞬間に光るだけだろ? 自分が死ぬ時に他人の願いなんか知ったこっちゃないだろ」



 そう言ったのは、まだ子どもで。
 そんなファンタジーな夢を信じられないほど、悲しい思いをしてきたのは、想像に固くない。



 だから、流れ星。
 願わくば、この子どもに一目、見せてやってほしい。



『願いが叶う』と言われたら信じてしまう、ほど。
 美しいモノが存在するのだということを。



 この子どもが夜空を見上げる時。

 どうか、その輝きを一目。


4/25/2026, 1:29:06 PM