鉄を七秒炙るだろ、それを柔いところに押し付ける
そしたらぷしうと音がするなり、白く固まり焦げ臭くなる
明日には橙色のちまい蚯蚓が、その次にはチーズの生菓子が、その場で立ち代わりめくるめく、国家のように変態していくだろう
蓋ができれば軈て抜け落ち、そこは赤い丘のできる
そして3年すればまた、なだらか白い土地になるんだな
お前を頼ってきたのではないよ、
お前は只マシな敵であるのだよ
お前は人間ではないよ、
お前は型落ちの妥協案なのだよ
長い間ハッキリとしてやれなくて本当に済まなかった…
だからどうか言わせてくれ。
あまり傲慢になるなよ、
お前には何の価値もないんだから。
◆
お前のせいで出来た数十の傷が力こぶのように腫れて痛む。
過敏になった患部は風にも涙を垂らして、暑い夜にも涼めない。
しばらく一年は、神経痛が忘形の友となるだろうね。
信頼のシの字も知らなかったのだよ。
あまりにもお前らはわたしの邪魔をするものだから、そして恐ろしや自覚もないようだから。
ほら、ご覧。お前の節穴でも見えるか。
なんと醜いことだろう!
呼吸を乱れさすのは簡単だが、その責任は、どうなるんだね、その姿は、快楽だけには貪欲なのに、避妊すらしない浮世人とは、何が違うのかね…
恨むぞ貴様ら、3年経っても、なだらかでも。
6/19/2024, 1:44:54 PM