「未来図」
子供の頃は視野が広かった。
未来への展望が次から次に溢れてきて、色とりどりの未来図を描いた。
年齢を重ねていくうちに、その視野はだんだん狭くなって、自らの力では未来を描くことができなくなった。
周りに歩調を合わせて顔色を伺いながら、列からはみ出さないよう気を使って、言いたい事やりたい事を我慢して。
子供の頃、あんなにカラフルだった未来図は今や色褪せて、満員電車に揺られる日々。
「こんな未来図、描いたつもりなかったんだけどな。」
そんな色褪せた俺の人生に、突然、君が現れた。
君の存在は俺に新しい未来図を描かせてくれた。
1人で描けない未来も、2人でなら描くことができる。
4/14/2025, 10:30:24 AM