『8月31日、午後5時』
忘れられない夏休みだった。
思い返せば今年の夏休みはそう感じた。
テストが終わって部活だけのために学校に行って
部活が休みで予定が合えば君に会いに行った。
二人で食べたアイスとか
夏にピッタリなホラー映画を見たりとか
夏祭りにも行った。
沢山の思い出を君と作った。
そして夏が終わるのと一緒に君との物語も終わった。
君のことだ。復縁したいなんて言うことは絶対無いし
僕も言う勇気は持ち合わせてない。
僕たちの...いや僕の思い出は人からすれば
青春という二文字で纏めてしまうようなものかもしれない。
僕にとっちゃ二文字じゃ...言い表せれないけどね。
明日からまた学校が始まる。
君が隣のクラスで良かったと思う日が来てしまうとはね。
夏休み最後の夕陽が沈む。
それでもなお火照りが残る世界も明日には冷めてるといいな。
語り部シルヴァ
8/31/2025, 10:44:34 AM