梅雨と初夏の狭間、湿った大気を鬱陶しく思う
疲弊した身体と精神に余分負担をかけてくるこの時期は
とても嫌いだ
寝て起きれば雨の中労働へ向かうそれの繰り返しだ
労働で日々磨耗する自分を毎日変わらない形で待つのは
この7畳の狭い部屋だ
唯一私を受け入れてくれる私だけの場所
大抵は部屋が多く広い家を望む人が多いが
孤独と空虚で命を消費する私にはこの狭さが丁度良い
物理的にも心的にも近い距離感を感じるからだ
何も無い私だからこの狭い部屋に想いを詰め込み
私と対等な狭さ重い情に染め上げる
そうする事で孤独な私は孤独では無くなる。
沢山のぬいぐるみなどあまり実用的で無いものが多いせいで
窮屈だがそれで良い、
狭いだけで温もりを感じるから。
今日もそんな無機質な心の暖かみを感じるように
狭い寝床で就寝する
この部屋で明日も変わる事ない日常を迎えるのだ。
そして、この帰る場所で1人温もりを感じる
この狭い部屋で
6/4/2024, 2:44:30 PM