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 夢と現実。理想の自分を夢見たところで現実の自分は無気力な人間でしかない。

 夢というと二種類あるな。将来なりたい職業、あるいはこうありたいという理想の姿。次に寝ている間に見る夢。

 このお題はどちらとも取れるな。なら前者の方を書くか。

 人には多かれ少なかれ理想の自分がいるはずだ。俺の場合はダイエットに成功して毎日小説を書く自分が理想の自分だ。

 しかし現実の俺は食欲に負けて痩せられず眠気に負けて寝てばっかりで小説をほとんど書いていない。

 現実とは実に残酷だ。何もできない自分しかいない。

 じゃあ努力すればいいと簡単に人は言うが長年怠惰な人生を送った人間がそんな簡単に努力できるはずもなく、こうして今日も寝てばかり。

 思えば子供の頃から否定されてばかりの人生。もっとまともな人間の親の元に生まれたかった。

12/5/2023, 3:36:10 AM