「私」だけになる方法です。
「海は綺麗。」という言葉に海の底は入っていないのでしょう。
未知が広がるその暗闇は、
海が1つのものだとしてもまるで別物のように感じさせます。
目を閉じ、海の底にいる私を想像します。
何も見えないのでまぶたは閉じたままでしょう。
その場所で足が底に着いているのは私だけ。
水の抵抗で遅れて動く手足は、私のものではないようです。
私は今、何も持っていません。
海の底さえ、
人々の認知の外ならば、私だけになれるでしょう。
「海の底」
1/21/2026, 4:51:21 AM