しずく

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まるできみが知らないひとみたいだった。
「ねえ…、まって、すおちゃん、すおちゃん…」
手を伸ばせば伸ばすほど遠くてとおくて。
「そっちはだめ、だめだよすおちゃん…」
 最後に見せてくれたのは、謝るようにかすかに笑った振り向きざまの儚い顔だった。



知らない世界 まって #219
(突然の二次創作。不意に書きたくなりました)

5/18/2025, 10:19:28 AM