大切なものに触れるように、私の頬を撫でていく。笑み細めた瞳の中に、星空の煌めきが揺れている。この世で一番あたたかな声が、わたしの名を呼ぶ。ああ、これは夢なのね。間違えようもない。あなたはわたしに触れたことがない。見つめたことも、名を呼んだことも。わたしばかりが触れたがった。わたしばかりが欲しがった。夢が醒める前に、あなたに告げよう。さようなら。
3/21/2026, 10:06:46 AM