眞白あげは

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見つめられると

見つめられると
胸の奥で
ひそやかに波が立つ。

言葉より先に
まなざしが触れて
まだ知らない私を
そっと照らし出す。

逃げたいようで
立ち止まりたいようで
心はいつも
そのあいだを揺れている。

けれど
見つめられるたびに気づくのだ。
私は思っているより
ずっと
誰かの光を受け取る準備ができている、と。

まなざしが離れたあとも
余韻だけが
静かに胸に残り
小さな灯のように
私をあたためている。


眞白あげは

3/29/2026, 6:36:42 AM