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星空の下で


空の星の光は、何年も前の恒星の輝きだという。

私にとっては「いま」見えている・届いているものであるにも関わらず、星にとっては既に「過去」のことなのだと思うと少し不思議である。

そこで、はたと考えたことがある。

同じことが、人間同士のコミュニケーションにも当てはまるのではなかろうか。

ネットやデバイスが発達し、情報を手にしやすくなり、私たちは、相手方が自分と同じ量の情報を、同じタイミングで得ていることを求めがちになった。

しかし、私にとっての「いま」は、相手にとっても「いま」なのだろうか。

遠くて近い
近くて遠い

人間同士の方が、むしろ奇々怪界だと思う。

4/5/2024, 2:51:47 PM