ずっと胸の奥が冷たくて、空っぽな感覚がしていた。
感謝の言葉を述べられても、私の気持ちを無視するような
言葉を投げられても、なんだか全部他人事のようで。
もうこんな感覚が続くなら死んだっていいんじゃないか。
って何回も頭を過ぎる。でも結局死にきれない、そんな自分も気持ち悪くて。
『お前なんていなければよかった』
『八方美人してて嫌な感じだよね』
じゃあ、もう私はどうしたらいいの?
屋上に立って靴を脱ぐ。
冷たい風を感じて、嫌なことを思い出して、今わかったんだ。
私は愛されたかったんだ。認められたかったんだ。
この空っぽな心に愛を注いで、抱きしめて温めて欲しかったの。
もしもっと早く気づけていたら、なにか違ったのかな。
死ぬのは怖い。けどもう疲れちゃったんだ。
気づくのがあまりにも遅すぎた。
次は私のこの胸から溢れるくらい、愛を注いで貰えますように。
12/13/2024, 10:18:17 AM