(短編物語)
一輪の花
オレの学校には一輪の花って言われる少女がいた。
その子は優しく、明るく、美人で人気だった。
だが…その子はとある時から変わってしまった…
その子は、俺だけしか話さなくなった。
優しくなくなってしまった!暗くなってしまった!
何故だ!何故だ!何故だ…
俺もこう考えてみるが…分からない。
本人に聞きたい。だが怖いっ!
すると、少女がこっちに顔を出して聞いてきた。
「どうしたの?さっきから。色々考えているようだけど」
もう…
ここで言わなきゃいけないだろ!俺!
「なぁ…昔の、お前に戻ってくれよ…皆に一輪の花って
言われてたことのように」
すると、少女は応えた
「私はさ…そう期待されるのが嫌だったんだ…
でも君はそう期待をしすぎなかった…」
と涙を流しながら…教えてくれた…
なーんだ…
壊したのは
俺等じゃないか…
2/24/2025, 12:18:10 PM