ぼちぼち

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こんな夢を見た

私は屋上(?)に居た。
見下ろすと、いかにもキュビズムな、ピカソが描いたような、ビルの骨組みに似た白い棒の上に私は立っていた。
棒は直方体を形作っている。よく見ると所々に板が敷いてあり、そこに人とは違った何かが生活をしているのが見えた。
私は足元を軽く蹴って、ゆっくりと降下する。
着地したのはピンク色のアタマとカラダを持つ芸術家が、作品を作るための場所だ。
ふと気になって、芸術家に尋ねる。
「アナタは何を作っているの。」
ふむ。と一言置いて、芸術家は話し始めた。
「ワタシは色々なものを作る。けれどもそれに理由は無いわ。」
「それならなぜ作るの。」
「うむ…。それを知るために作るのかもしれない。少なくとも、今のうちは。」
芸術家の話を聞き終えて直ぐ、強風が吹く。
バランスを崩して真っ逆さまに落ちていく。

……。
見慣れた天井。暑さに汗ばんだ体。7時ピッタリを示した時計。
朝だ。早く準備をして学校に行かなければ。
朝食を済ませ、とっとと制服に着替える。
そういえば、
夢って起きたら直ぐに忘れてしまうけど、不思議と今日の夢はまだ覚えている。
何故なのだろう、特別なことは何も無かったのに。
まあいいか。
ドアを開けて学校に向かう。

1/23/2024, 2:51:52 PM