『君と出会って』
君と出会ったその日から、自分が少しづつ変化していくのが分かった。それがいいことなのか、悪いことなのか、そこまではまだ判別できなかった。
最初に戻ってきた感情は、「恐怖」だった。
街中に溢れる音やら光やらが怖かった。知っている人の声は特に。
自分の中がざわざわして落ち着かなかった。耳を塞いで、目を固く閉じて、叫びたかった。もちろんそんなことはできず、感情を押し殺そうと必死だった。
だんだんその恐怖が収まっていく。
ほっとして、そこでいつも、
君がずっと隣にいてくれたことに気づく。
5/6/2024, 6:08:00 AM