この世界には窪みがある。落とし穴のようなものではなく、もっと緩やかな窪みだ。人はこの窪みに落ちていく。その窪みの中心には、その人の心を魅了してやまないものが置いてある。そして、この窪みの数や大きさ、位置、置いてあるものは人によって異なっている。
同じ世界に住んでいても、世界の見え方は人それぞれだ。だからこそ、我々はお互いの主観的な世界の差異を言葉で表現し、衝突を避け、時に共感する。
君の世界にはどんな窪みがあって、その中心には何があるのだろうか。私には君の世界を見ることができないから教えてほしい。
今の私の世界には一際大きな窪みがある。そこに転がり落ちていくと、そこには君がいる。
この世界には君がいる。
遠い君へ
1/15/2024, 12:45:29 PM