暗がりの中で。
暗い、明るい。この表現は、物理的なものだけではなく、精神的なものにも使う。「暗がりの中で」というお題で脳をよぎったのは、洞窟を抜ける非現実的な映像と現実的に直面する状況。今回は後者の話。
暗がりの中で人がすること、出来ることというのは限られている。少ない光を頼りに行動する。おそらくそれが限界。ただ、暗がりだからこそ休まる状況もある。個人的には、嫌いではない。ただ、こと精神的なものになると別の話。
精神的に「暗がりの中で」何かをするというのは負担が大きい。少ない光の中でもがいているような状況に近いかもしれない。頼れるものが少ないのか、抜け出せる手立てが見つからないのか。いずれにせよ早く抜け出したいものである。
暗がりの中で、何を探しているのか。それは人・状況によりそれぞれ。目的は違うものの、「暗がりの中で」というように、完全に暗くはない。暗くなっていくのか、明るくなっていくのか、それはわからない。
それでも今は僅かにでも光がある状況なのは間違いない。その光を逃さず、今出来ることをやるのがベストなのでは、と私は思っている。
暗がりの中の洞窟を抜けると、新しい景色が見えるはず。雪景色が見えてくれば、それは小説の世界。
10/28/2023, 3:41:26 PM