さよならってもう会えないような気がするけれど、実際はどうなのだろう。
別れる時もあなたにさよならを言う私はもう会わないと気がついたから言ったのか、はたまたここで言えばちゃんとお別れできるから言ったのか。
死ぬ前に何か言う事があったかな、とか思うよりいい人生だったと走馬灯が駆け巡り最後にさよならを言いたい。
でも本当はさよならならなんて言いたくないと駄々を捏ねたいと思ってて欲しい。
だから。願わくば格好がつくくらいの人生にしたいなんて思ってる。
死ぬ時は笑ってて欲しい。でも実際は死にたくないって思っててほしい。でも格好はつけて死にたい。
矛盾だけど矛盾じゃない。
さよならは別れの挨拶であるけれど、きっと出会った証で印でもあるんだなと思う。
さよならを言う前にさよならを言えた相手がいたのなら、それはきっと
ありがとうという印のさよならだから。
馬鹿な私を看取ってくれたのはきっとさよならなんかかき消すくらい言葉を交わした相手で、
さよならを言う前に最後にあなたと一緒にいれて幸せだと感じることのできる相手だったら
どんなにかっこいい人生だろう。
8/20/2024, 11:41:47 PM