「星に包まれて」
好きだ。
の一言から始まったあの恋は盲目的で暖かかった。
出会いは確か高校三年生で受験だとか勉強。
夢とか将来とか人生の選択に迫られる時期だった。
彼と出会ったのはその全てが終わって合格発表をまつ
頃。目標がなくなった感じがしてなんだか心に穴が空いた感じ。でもそれでも不安な気持ちがある。
当時私は夜中にコンビニに行くのにはまっていた。
凍えるように寒い中、コンビニで肉まんをかって近くの公園でそれを頬張る。
幸せだと思えて、なにも考えずに過ごせる幸せな時間だった。
そんな中彼と出会った。
彼は公園に犬の散歩にきていた。
なんとなく会話をして別れる。
そんな日常が長く続いた。
なんだかんだ付き合って。
5年付き合って24歳のころ結婚した。
それからなんだかんだ喧嘩して仲直りして平和に過ごした。
でもね、ある夜事故に遭った。
コンビニに久しぶりに行ったとき。
そこから記憶がない。
ただ頭から暖かい液体が流れる事を感じながら私の前で倒れる冷たくなった彼にすがり付くことしかできなかった。
気がつくと大きな夜空の下に座っていた。
横には彼が眠っている。
静かに寝息をたてて。
夜空に星が輝いて手に彼の体温を感じながら星に包まれて静かに息をした。
ピッ‥ピッ…
『3号室の○○さん目を覚ましました。』
女のひとの声がして慌ただしく走る音がする。
辛く幸せな夢を見た。
私のとなりに彼は居なかった。
12/31/2025, 10:14:37 AM