『列車に乗って』実家へ帰ろうと乗り込んだ列車に乗った僕を見送りに来てくれた彼女は、何も言わずに彼女もこの列車に乗って僕の席の向かいに座った。緊張して僕も何も話せない。次に会うのは何年先になるのか分からないのに。いっそこのまま、僕の住んでいる街に来てくれたらいいのに。それかこのままずっとこの時間を過ごせたらいいのに。身も蓋もない願い。ちらっと彼女の顔を見てみた。やっぱり可愛い。うん、帰りたくないなぁ。 ______やまとゆう
3/1/2024, 1:14:06 AM