近頃、頭の中で物語の断片が映像として見える時がある。
どうやら頭の中で、創造の花が蕾をつけ始めたらしい。
断片的なそれらを物語として繋げるならば、ここに上げるには厳しい量の長さになると予想される。
何せ断片の想像だけで、1時間以上使っている。
断片の映像は早送りの様に早く、細部も不鮮明なところがある。
それらを丁寧に書き出すとなると、想像にかけた時間の何倍もの時間と文章量が必要となる。
蛇足だが、「街」の物語を想像した時間は30分程だ。想像時間30分で頭の中ではエンディングまで持っていけたが、文章化はまだ終わっていない。
頭の想像と現実の文章に落とし込む時間は、それだけラグがある。
自分が遅いだけという可能性は否めないが。
さて、断片的な物語が見え始めたということは、本格的にキャラクターが動き始めたのだろう。これはとても喜ばしいことだ。種から育てた花が、蕾をつけた時の様な喜びに似ている。
だが、蕾だけでは、花が咲いたとは言えないだろう。
蕾から先、花びらが綻び、花開いて、初めて花が咲いたと人は言う。
創造の花が蕾のまま枯れることがないように、また、花が咲いた際は仕立てにも工夫が必要となるだろう。
いつか、育てた物語の花をお披露目出来たならば幸いである。
7/23/2024, 2:27:34 PM