【お題】梨
※書き途中です
幸水。1番スタンダードで、シンプルイズベスト。この幸水の美味しさで、梨園の良さが決まるまである。
豊水。
あきづき
かおり・・・・・
この様に、7月終わりから、9月まで、旬が違う梨を、美味しく頬張る我が家。
しかし、今年はそれが変わってしまう。
「え、道の駅限定販売?」
「そうなのよ。他のお店に混じってねぇ・・・・・早い者勝ちなんだって」
「そんな・・・・・我らが地域の梨園の梨なのに・・・・・」
毎年、その美味しい梨がその梨園に行けばあると言うあたり前が、今年からそうでなくなる。
当たり前の日常が、当たり前ではなくなる。
「もしかしたら、後を継がないのかもね・・・・・」
そう言えば、同い年の子が居たには居たな・・・・・学校も同じだったから、覚えている。
しかし、そうか・・・・・後を継がないのか・・・・・
となると、もう二度と食べれない幻の梨となってしまうのかと思うと、やはり悲しくなる。
確かに、最近は地球温暖化の影響、気候変動による猛暑やらで梨が上手く育たない事も割とあったのは記憶に新しい(それでも美味しいから行きつけだったのだが)。
そして、はじめて道の駅で買いに行った時。
やはり、知っている地元民は我らが地域の梨園の梨を虎視眈々と狙っていた。
「・・・・・コレが日常になるのか・・・・・」
と、物悲しくなる。
そしてこのまま続くと、この日常すら無くなるのだ。
「・・・・・何とかしないとなぁ」
と、争奪戦より勝ち取った我が家の梨を切って頬張りつつ呟く。
しかし、自分たちに何が出来るのか・・・・・
収穫が終わり、期販売終了になった今もまだ分からない・・・・・
副題:今年の夏の変化
10/15/2025, 9:28:38 AM