本が閉じられる。あたしが綴じられる。最後にどうしても突き飛ばしたあなたが心配で振り返ると目が合う。縋るような目だった。弱々しげに伸ばされた手はあたしに届かない。それでいい。あなたが生きてくれたらそれでいい。さよなら、あたしの全て。あたしの分まであなたが生きて。
4/4/2026, 1:27:52 PM