今日は天気が曖昧だ。
「今日の天気はあ、、、です。」
「あーもうそろテレビ買い換えないとな、言葉が途切れて来た」
また、天気が曖昧だ。
今日は6月15日天気は、分からない。
「あんた、またテレビ壊したのかい」
「私じゃないってば、何回言わせるの。」
「あんたしかテレビいじってないんだからあんたしか思いつかないのよ。」
「お父さんだっていじってるじゃん、なんでうちだけなの」
本当に親は不愉快な事を連呼してくる、正直うざいし腹立つ。
「もう、あんたじゃない、だれ、のさ」
ん?音が途切れる。
「ごめん、もう1回言って?」
「は?これ何回目よ。あんた1回耳鼻科行ったら?」
「ふざけないでよ、お母さんの声が小さいから途切れて聞こえないんだよ」
本当に音がほとんど聞こえない。耳が聞こえなくなったのかな。
「もういいわ、勝手にしなさい」
バタンッ
「勝手にしますよーチッ」
うざい親はなんであんなにウザイのだろうか、いっそ耳が聞こえなくなればあんな説教受けなくて済む。
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「あんたー!ご飯できたよー降りてきなさい。」
「今行くー」
お腹がすいた。今の音ははっきりとではないけど聞き取れた。
「いただきます。」
「ご馳走様」
「あんたもう食べないのかい?あんたの好きなハンバーグなのに。」
「ごめん食欲が無い、」
「そ、か」
「ん?今なんか言った?」
「そう、、かって言っ、よ?」
「え、もう1回言って」
「あんた本当に耳が聞こえずらくなってきたんじゃないの?」
嘘だ、そんなのやだ。
「明日行ってみる。」
「じゃあ今日はもう寝な、、い」
「う、うんおやすみ」
「おや、、み」
本当に聞こえずらいなんなのだろうか。
翌日
「耳鼻科行ってくるね」
「行ってらっしゃい。」
バタンッ
「あの子大丈夫かしら、」
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「○○さん、こちらの部屋へどうぞ」
「ありがとうございます。失礼します。」
「今日はどうされましたか?」
「最近耳が聞こえずらくてテレビも聞こえずらいし、親が何言ってんのか分からないんですよね。」
医者はこう言った、「多分突発、難、、で、、ね」
「え、もう1回お願いします」
「た、、、、、、ね」
「え、聞こえない、」
「、、、?」
口パクしか分からない何を喋っていてなにを伝えてるのかが分からない。
私はとっさに涙が出てきた、
(そんなや、だ聞こえなくなるなんてやだ、)
「、、、、、、!、、、、、、、!」
(あ、意識が、)
バタッ
「○○さん!○○さん!」
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(あれ、ここはどこだろ、)
倒れてから私が目を覚ましたのは1ヶ月後だった。
「、、、、、!、、、、、、!」
(なに、言ってるの、聞こえない、)
ボロボロ
「、、、、、、!、、、、、、、」
(私こんなんで、生きていけるのかな、)
「、、、、、ニコ」
(なんで、笑ってるんだろ、紙とペン?あ、書いてある)
そこには手話を覚えましょうと書かれていた。
(あぁ、耳が聞こえないから喋れないんだ、悔しいなぁ)
原因は先生にすら分からないということだった。
6/15/2024, 1:21:00 AM