喫茶店に通うようになった。
喫茶店の名前は、『森の中』
「どこ?」
と、友達に聞き、その喫茶店へ行った。
まさに、森の中だった。
そこの、コーヒーは、一口含んだら、いい香りが、抜け、酸味と苦味が一体となって、入ってくる、少し塩分の味も、分かるか、分からないか。
何度か飲んで、分かるくらい・・・。
いつも、カウンターの席の奥に座る。
あまり、大きくはない、ロッグキャビン。
そのカウンター五つ横に、スーツを着て、ネクタイはしていない男が。
「なかなかかっこいい男だな~」
テレビに出てそうな感じだ。
ドアベルが鳴り、女性が来た。
美女な女が、右側の一番奥に座る。
俺は、左側の一番奥。
俺は、八回この喫茶店に来ている。
かっこいい男には、目も触れず、座った。
「コーヒーひとつ」
と、いい、立ち、女性雑誌を取り、また同じ所に座る。
3/19/2025, 10:43:30 AM