自分の「好き」に正直になって、
わたしがわたしを愛してあげられたのなら、
どれだけよかっただろう。
わたしはわたしを肯定できない。
それはわたしのすきなものを肯定できないのと同じだ。
道端で見かけた可愛い猫さんも。
いつもよりちょっと上手くいったメイクも。
幸せを願ったあの子のことも。
わたしを愛してくれた声すらも。
すきだって言わなかった。
言えなかった。
正直に、なれなかった。
そうやって嘘を積み重ねた。
愛さないまま、愛せないまま。
わたしは今日も嘘で枕を濡らす。
6/2/2024, 12:18:08 PM