1日が終わったその時に
ふーっと人知れずため息をつく
特に何かあった訳でもない
いつもと変わらない"普通"の日だった
けど……なんか疲れてしまった
毎日毎日、同じことの繰り返し。
「え~ それやばすぎー!ww」
「うそっ! テストとか聞いてない!!」
「今日の担任の髪型ヤバくない?!ww」
ほんと毎日毎日飽きずによく続けるものだ
1人で静かにしていたいのに、
周りとの輪を乱さないために
自分の意思を押し殺して ニコニコと相槌を打つ
周りと、同じ意見を発する
私も君たちと同じこと思ってるよ、と
「確かにww」 「うちもそう思う~ww」
けど、周りの目はそれを常に疑ってる
それ本心?
うちらに合わせるための嘘じゃないの?
……女の子って鋭いよね、
こういうものってすぐバレちゃうのかな?
私は知っている、
その子たちが私の居ないところで
コソコソ悪口を言っていることを…
でも今更生き方なんて変えられない
こうでもしないと私のような弱い人間は
平和な学校生活を送れないのだから仕方ない
そう、仕方ないのだ
たとえ、
その子たちが本当は私の事嫌いだって…
仕方ない、仕方ないんだよ……
でもたまにつらくなってしまう日がある、
それがたまたま今日だっただけ
そういう時はね、つい神様に縋ってしまう
明日、学級閉鎖にしてください
大雪を降らせてください
少し物騒だけど……
でもそれで明日の学校が無くなるのなら
この飽き飽きした日常が少しでも変わるのなら
私は少しだけ嬉しく思う
だから、今日も枕元でね
「学校が休みになりますように」
小さく小さく呟いたの
そして、「おやすみなさい」 って……
11/3/2023, 9:28:11 AM