暗夜姫

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好きな本。
私は昔、活字を読むのが苦手だった。
でも、中学生になった頃、クラスには話せる人がいなくて、一人小説を読み漁るようになった。
それから、活字が好きになった。
小説が好き。
だって、その世界に入り込めるから。
自分だったらこうするって、考えて。
現実逃避ができるから。
もう疲れてしまったから、現実逃避をする。
もう、現実のことなんて何も考えたくない。
将来のこと、勉強のこと、仕事のこと。
怒られてばかりで。
注意されてばかりで。
呆れられてばかりで。
もう、何もかもが怖くて。
注意されるのも、怒られるのも目に見えてる。
だから、それで傷つかないように自分で自分を罵る。
私は承認欲求の塊だから、頼まれた仕事は断れない。
どんなにやることが多くて精一杯でも、断れない。
仕事を引き受けて、実行して、失敗して、注意される。
その繰り返し。
間違えてばっかりで、失敗してばっかりで。
承認欲求を満たすどころか、怒られてしまう。
もう、やだ。
何もしたくない。何も考えたくない。
何もかもに疲れたんだ。
死にたいんだ。
助けて欲しい。
でも、もう、どうすればいいか分からなくて。
人に相談して余計に傷つくのが怖い。
人を心配させたくない。
心配されるのが気持ち悪いって感じてしまう。
もう、生きてる余裕なんてほどんどなくて。
でも、死ぬ勇気なんてなくて。
だから、なんとなく生きてる。
普通になりたいけど、なれない。
もう、どうしようもなくて。
八方塞がりだ。

6/16/2024, 7:20:01 AM