ほかほかごはん

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#夜の海


君と家出をした。


「全部捨てて君とふたりで」

なんて定番の音楽を聴きながら、2人で電車に乗る。

君は僕の1番

僕は君の1番

恋人では無い。

血縁でもない。

僕は彼をにいにと呼ぶ。


電車をおりて手を繋ぎ薄暗い道を歩く。


コンビニで某エナジードリンクを買い、何気ない話をしながら複雑な感情とともに、スマホに記された道を進んでいく。


お互い、門限はとうに過ぎ、家に戻る選択肢は消えていた。

だんだんと潮の匂いが強くなる。

ついたころ、少しのドキドキと、行き場のない不安、にいにがいる安心感で、心はぐちゃぐちゃになっていた。


2人で砂浜に寝転がる。

人はいない。

少しのあかりと、エナジードリンク。


ここで2人、クラゲのように溶けれたら…

そんなことを考えた。




ひと夏の、少しの逃避行の思い出。






ー作者の話ー

実話ですねこれ笑

作者の体験談です。

まぁ、言葉足らずな部分が多い殴り書きですが…最後まで見てくれたならうれしいです。


それではまたお会いしましょう!

またね。

8/15/2024, 10:35:15 PM