WataAme

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昨日まで隣にいたはずの仲間の体温を感じられないまま僕は肩を落として河川敷を歩いていた

昨日まで日常だったはずの温もりが消え、今日からの冷たく重たい空気が僕を包み込んでいる

これからの日常に僕の存在が冷たく押し潰されそうになる

僕が空を見あげると、僕の目の前にある夕焼けが真っ黒な星空にゆっくりと食べられていくのが見える。

あぁ、僕の心と一緒だ、なんで僕はここにいるんだろう

夜か夕方かも分からない空を見上げながら、昨日までいたはずの仲間の顔が浮かび上がっては消えていく

居場所を捨てたのは僕なのに、どっちつかずの気持ちが真っ暗な空に落ちていく。

6/14/2023, 11:00:53 AM