暗闇の中を走っている。何度も転んだ。何度も挫けた。 そこに、ある日、優しい月の光が降り注ぐ。 オレの道行きを照らしてくれた。 でも、鬱陶しいと、消えてほしいと思うこともあったんだ。バカみたい。 世界で一番の“特別”だから。好きだから。一秒も傍にいてほしくなくて。片時も離れてほしくなくて。 相反する気持ち。身勝手なオレ。 ゆるされないと思った。だけど、おまえは、オレをゆるした。 それから、ずっと隣で煙たい話をしている。
5/30/2023, 10:06:54 AM