テーマ 香水
「「「あの人が来るよ」」」
「髪飾りを揺らして遊んで」
「小さいバックを持っていて」
「変な匂いの」
「「 香好永さん 」」
「わっ!」
突然僕の後ろから出てきた少女。普通の可愛い少女に見えるけど幽霊になっている香好永さん。
「また幽霊の子たちに避けられたよ〜」
僕が幽霊が見えるのを良いことにずっと僕に話しかけてくる。
「知らない。帰って」
「悲しいよ〜」
あたりからツンとする臭いがあった。
「香好永さん。早く帰って」
帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ。それしか願わない。この匂いがあるとき、吸ってしまったら死を招く。
「は〜い」
香好永さんが帰った。僕はいつの間にか透明になり、足が宙に浮いていた。
おわり
8/30/2024, 10:24:07 AM