『太陽』
「もう僕を温かい眼差しで見守ってくれるのは君だけだよ」友人にも恋人にも両親にも見捨てられた。そんな僕に優しくしてくれたのは太陽だけだった。そして僕は太陽の虜になった。
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15年後、僕は有名な太陽研究家として名を馳せていた。
「あぁ、生命の源よ、僕達の大いなる母よ、僕はあなたのもとへ行きます。」
ロケットの豪 轟音とともに僕を乗せたロケットは太陽のもとに旅立った。
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長い時間をかけ、太陽の目の前に到着した。僕はロケットを降り重力のない世界で太陽に向け泳いで行った。太陽の熱で宇宙服は溶けてしまったが、たどり着いた。太陽目掛け飛んでいく。
「さぁ、君の心を僕に見せておくれ」
8/6/2023, 10:22:02 AM