聞こえそうで聞こえなかった
もう少し、と思って手をのばせば
これまでの努力が水の泡。
自分の意思を無視して
今やるべきことをする
それは本当に苦しかった
酸素があるのに、息が
できないみたいだった。
物理的に言えば近いけれど
ものすごく遠い。
近いけど、遠い。
羨ましい。
努力もしないで軽々と
上に上がっていく人たちが。
大抵は努力型と才能型に分かれる。
これは、才能型の方が圧倒的に有利だ。
しかし、努力の数が大きければ
努力型も勝てるんだ。
それを知っている努力型の私。
知っているけど、遊びまくりで
2週間前くらいからやっと勉強を
やるようになった。
毎日2時間くらい。
たまにTikTokで見かける、
氷が溶けるまで勉強する、というものは
集中力が続かない私には無理だった。
1ヶ月、いやそれ以上前から
勉強しておくんだった。
後悔しかない。
今更たくさん勉強やっても
頭に叩き込んでも
意味がない。
何度やっても
間違いは直らなかった。
できることはやったけど
どんな結果になるかは分からない。
いい点数をとれる気は全くしない。
迫りゆく壁が
もう目の前に。
そんなとき、遠くから
声が聞こえた。
誰なのかとか、
何なのかとかいろいろ
気になるけど、
ここで後ろを向いたら、
違うところに歩いていったら。
前と同じくなってしまう。
怖い。辛い。苦しい。
でも私、行くよ。
「遠くの声」
明日のテスト不安でしかないけど、
頑張ってきます。
4/16/2025, 11:04:58 AM