凛世

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何も無い空に手を伸ばす

ただ風がすり抜けるだけ

何も掴むもののない空間を

虚しく彷徨い力無く落ちる

澄み切った空を

自由に飛ぶ小鳥が

羨ましくて仕方がない

全てに置いていかれたかのような

そんな感覚に陥り

頬を冷たい涙が流れてく

もう我慢しなくてもいいかな…

ポツリと呟いた言葉は

誰にも届かずに霧散するだけ






「空に向かって」

4/3/2025, 8:05:11 AM