来世は犬になりたい

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七色


みんなそれぞれ、カラーを持つ。

私の所属する劇場は、一人一人カラーを持つ。

そして七色が集まった時、全てが光り輝く。


一人は、とても素敵な快晴。

一人は、綺麗に彩った晴れ。

一人は、中立な立場の曇り。

一人は、心の闇を抱える雨。

一人は、爆発寸前を見た雷。

一人は、崩壊した建物雷雨。

一人は、冷たく生きてる雪。


この七人ではないと、パフォーマンスは完璧では無い。皆が、袋を被り、自らを隠すように。

自分一人では輝くことは許されない。

しかし、一人一人が、自分という表を隠す鎖に縛られれば縛られるほど、変わってゆく。

心の闇を浄化するような、視線を奪う七色に。

どこまでも、光り輝く虹と呼べる何かに。


ラッキーセブンと言うだろう。まさに、劇場はそれを表している。この、七人で。

3/26/2025, 3:41:14 PM