特別な夜
キラキラと星が闇夜に瞬いている。
しんと静まった道には人っ子一人見当たらない もっと大通りに出れば人気も疎らに
あるだろう....
でも あえて僕と君は 人通りが無い
裏通りを歩く 田んぼが多い田舎道を
通る
「星が綺麗だね!」君が満面の笑顔を向けて
僕に話し掛ける。
「うん!」僕は、頷き 君の手をそっと握る
朝の光に嫌われ日の下を歩け無い君と
朝の光が来るまで眠れない僕
二人の時間を繋ぐ 特別な夜
君とこうやって手を繋ぎ 星を見上げる
時が 眠れない僕の特権だから
この特別な夜に感謝して
君と二人きりになれるこの空間が
いつまでも続きますようにと願う
そして 太陽が少しでも ゆっくりと昇る事を 僕は心の中で意地悪く
祈っていた。
1/22/2024, 1:24:24 AM