どうしてこの世界は


世界は驚くほどに平等だ。
生まれた日、環境、家族、etc...
驚くほどにランダムである。
誰がどこに生まれるのか
誰がどうなるのか
誰にもわからない。
よく、この世界は不平等だと言う。
しかしそこにあるのは平等なのだろう。
どうしてこの世界は平等なんだろう。

君と歩いた道


この道は、もう終わる。
長いようで短い道だったと思う。
振り返っても何もないけれど
となりには君がいた。
この道は終わる。だが、君は進んでくれ。
でも新しい道で待っているから、
次に会う時またとなりで歩こう。

夢見る少女のように

夢という言葉には
将来を思い描く夢と
夜眠るときに見える夢の二つがある。
だが漢字は同じ夢。
だけれど、
気づけば夢からは覚めてしまった。
いつからか夢を見ることもできない。
今日も私は瞼を閉じて思い描く。
夢が見えることを夢に見て。
そこにいるのはずっと待っている
夢見る少女かもしれない。

さあ行こう

『さあ行こう。』
セリフではなんとなくよく聞く言葉だと思う。
日常生活ではまあ使うことはないだろう。
言葉の意味はわかるけれど、
普段使うには台詞すぎる。
口から出すには照れ臭い。
それでも君に伝えるには。
久しぶり、みんなが君を待ってる。

水たまりに映る空

水たまりに映る空は本物なのか、
もしかして空が水たまりかもしれない。
ということは私たちは空を飛んでいるのか。
そんなことを考えているうちに呼ばれた。
「そら！なにみてるの！」「空だよ」
水たまりにはそらが消えた空だけが映る。

次に映るのは大地かもしれない。