狭くて暗くて寒い
世間体もお世辞も体裁も、脳に刻まれたように皆やっている。
お前は変なんだと、世間の風潮が私を指さす

そんな"風"が、私の心の重いものを落としていく
カラン、カラン。パリン、パリン。
"風"に乗って、私の大切なものが飛んでいく

早く、早く、早く
私を止めて
幸せになってしまう前に
私を裁いて、断罪して、十字架を下さい

見つけてしまった新しい幸せ
絡みつく消えない罪の足枷

私はいつ罰を受けるのだろう
震えた手で幸せを掴み、零して、自分から不幸になりに行く
その幸せを刹那のものにして

世界中の人々が道化となる"あの日"に
私は死ぬ理由を亡くした

この幸せの欠片は、守らなければならない
否定されても、馬鹿にされても、穢されても
私は探さないといけない
この幸福を、完成させないといけない

私の心に初めて触れてくれた貴方"達"に
全て捧げよう

どんな手段を使おうとも。

手を差し伸べたら善人か？
拒絶をしたならば悪人か？

善も悪も主観でしか決められないことなのに
色眼鏡をかけた冤罪で私を殺すなんて

世間が私を断罪するならば
私は免罪符を振りかざそう

人々を照らす月
全てを見透かす星々

ああ、願うならば
その光を私にも恵んで欲しい