8/26/2024, 4:10:14 PM
華麗な青空
涙を誘う雨模様
凛となる雪景色
静寂と安堵を与えてくれる月夜
道端に咲いた名もない花達
その欠片を拾い集めて
小さな思い出を心に書き綴る
良いことも切ないことも
全てがボクを前へと進めてくれる
道標
「私の日記帳」
8/25/2024, 12:17:41 PM
雨の帰り道
ラベンダーの香りに誘われて
しゃがみこんだ路地裏
花の香りって良いですよねと
囁く声
声の主に目を向ける
水玉模様の傘を差す
あなたと目があった
ふふっと笑い合った2人の傘は
向かい合わせに揺れていた
8/21/2024, 1:36:14 PM
あなたを亡くして
鳥籠の中で俯く私
台風の様な強風が
閉め切った窓を叩く
何事かと思いカーテンを開いた
目に真っ白い天使のような羽を持つ
鳥が見えた
「俯いてんなよバカ」
と少し意地悪そうなあなたの声が
頭の中を占領していく
ふふっ…と微笑んだ私は
「あんたに言われたくないよ」
と
大きく手を振った
8/21/2024, 3:05:14 AM
さよならは
傘から零れ落ちた
一滴
雨後の空に架かる虹は
またお会いできる機会を…
と小さく微笑んだ
小石に笑顔を描いた私は
じゃあねと手を振り
歩き出す
8/15/2024, 12:22:13 PM
こんな風に暮らしていけたら
楽しいよねとか
どんな子供だったとか
何気ない話をして
手を繋ぎながら砂浜を歩いた
どこで間違えたのかな
間違えてなんかないよ
僕達は誰よりも素直に生きてきた
今は幸せ?
幸せだよあなたがいるんだから
……そうだね
じゃあ
来世でまた逢おうね
「夜の海で」