ねこすけ。

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8/21/2024, 3:05:14 AM

さよならは

傘から零れ落ちた

一滴

雨後の空に架かる虹は



またお会いできる機会を…

と小さく微笑んだ

小石に笑顔を描いた私は

じゃあねと手を振り

歩き出す


8/15/2024, 12:22:13 PM

こんな風に暮らしていけたら

楽しいよねとか

どんな子供だったとか

何気ない話をして

手を繋ぎながら砂浜を歩いた

どこで間違えたのかな

間違えてなんかないよ

僕達は誰よりも素直に生きてきた

今は幸せ?

幸せだよあなたがいるんだから

……そうだね

じゃあ

来世でまた逢おうね

「夜の海で」

8/14/2024, 12:58:56 PM

自転車に乗って

涼しくなった体に

秋を感じる祭りのあと

一緒に帰ろう?と異性に声をかけられて

真夏の夜の夢!?と

ドキドキしていると

あんたの友達が好きなんだよねと言われて

あーそうですかとウンザリしながら

渡る小川の橋で

踏み外して自転車ごとドボン

夏休みラスト一週間風邪をひいて過ごした

中三の苦い青春



8/6/2024, 5:18:10 PM

あなたはいつも

優しい光で僕を照らしてくれる

だけど今日は少し

悲しそう

そうか……

あなたは

悲しみ苦しみ寂しさ

その全ても照らしていたんだよね

誰かを見守る

それは嬉しいことだけでは

無いよね

もしも叶うなら

僕があなたの太陽になりたい

あなたが辛い時に大丈夫だよと

優しく微笑み照らせる存在になりたい

7/31/2024, 11:49:28 AM

誰かを傷つけてでも

自分を守りたかった

自分に冷たい世間が

本当に嫌いだった

ずっと孤独で

一人で構わないと思ってた

だけど

差し伸べてくれる手や

誰かを心配する優しい声

自分よりも大切な人達

その存在を知ってしまうと

求めてしまうし

自分もそうでありたい

誰かの人生の歯車の一端を担えるなら

幸せなんじゃないかな?と考えた

だから一人にはもうなりたくない

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