手をつないで

そっと目を閉じて

強く願おう

いつの世に生まれ変わっても

再びキミとこの手を繋ぐと

何も怖くは無いよ

ボクにはキミがいるし

キミにはボクがいる

微笑んで迎えようか

世界の終わりをキミと

少し嫌なことがあったよ

お月様は毎日

暗い夜を照らしているけれど

嫌になることはない？


ボクは嫌なことがあると

すぐに最悪だなとか嫌だなって

逃げたくなってしまうよ


キミのように

みんなを優しく照らす

そんな存在になれたらいいのにね

雨に濡れて

悲しみを知るから人は

虹の綺麗さを知るんだよ

ほら前を向いて

目の前に傘を持って

あなたを待ってる人がいる

互いに手を取り合って

ゆっくり歩けばいい

あの子が作った

泥団子

ぼくのより

ずっとずっと上手な泥団子

あの子が自慢してくるのが

悔しくて

わざと下に落とした泥団子

もう戻せない泥団子

そしてあの子の気持ち


謝ろう…

ぼくの宝物のビー玉と

あの子が大好きなおはじきを握りしめて

ごめんねしよう

静かに揺れるキミが

じっと待ち続けるのは

誰の面影なのかな


はやく出逢えるといいねと
触れた花弁が

照れているようにさえ見えた

入梅の午後