何度も何度も

心を失くした

感情なんてなければいいと

本当に思ってた


あなたが嫌う

私なんて

もう消し去ってしまおうとも

考えた

だけど

そんな私を見て

泣いてくれたり

心配をしてくれる人達がいる

そのことに気付いたら

裏切っちゃいけないと

思った

何としてでも生命を繋いで

いきたいと思ったんだよ

車窓から眺める景色

思い出が走馬灯の様に

流れてくる

キミは上手く笑えるように
なったかな？

あの頃のボク達は
頑張り方を間違えていたから

空回っては傷ついてばかりいたよね
お互いを責めてばかりで

そんな関係が続くはずもなく
離れてから

もう何年も経つ

風の噂でキミが結婚したと聞いたよ

僕は相変わらず
うだつが上がらない生活だけど

信じられる人達と少しずつ
笑えるようになってきたよ

中身はあの頃のままかな…

明かりへと歩いて行ける日を
待ち続けて
生きていくよ

どんなに前へ進んでも

逃れられない事はある

あなたの優しい声

あなたの手の温もり

大人になっても

同じ世界に居なくても

見守ってくれる愛情は

消えることは無いんだと

僕は思う

安心させられなくて
ごめんね

それでも
苦笑いしながらでも
この世界をもう少し歩いてみるよ

どんなに

心を痛める日が来たとしても

僕達は足を止めることは

許されない

それでも膝を抱えて

涙を落としてしまう時もある

君の「また明日ね」の声が聴けるなら

進むことが出来る

このままでいいんだと

飲み込んだ

叶うことのない

「恋心」

なのに無意識に

流れる透明な雫は

あなたの様に

あたたかくて

私の心を掻き乱す