少し大きいリアクションをするとか、話す時はちゃんと相手の目を見ることとか、笑顔を返すこととか、

細かいスキルを身につけても、心はずっと私のまんま

気が抜けた時のミスもずっと変わらないし、
追いかけている夢もあの時の延長線上にある

やった、解放された！テストが終わった！
勢いそのまま私は最短距離で電車に乗った。

さて、スマホの電源を入れないと。

一件の通知に目がいく。
友達からだ。
「今日一緒に帰れる？」

やっちまった。

目をうっかり開けてしまった。
もう目の前にいたわんこがいない。

渋々現実を認める。
まだ6時にもなってないし、あとちょっとだけ休む。


・・・
なんてこった。もうこんな時間だ。

何かにのめり込んでいくと、だんだん私の当たり前が他の人には通じにくくなっていくようだ。

ベランダで花火を待つ間、カメラで遊んでいた。
近くの建物を撮ろうとすると、ブレるブレる。
でも、その軌跡がなんかCGみたいできれいだったから、たくさん撮ったその写真たちもつい消さないでそのままにしておいている。（写真がすぐにいっぱいになってしまう理由。）