無垢
無垢ぶっている。
清楚と言うほど綺麗でなく
馬鹿というほど考えなしでもない。
潔癖と呼ぶほど頑固でもなく
自由とよべるほど突き抜けない。
散乱した部屋。ちぎれたティッシュ。破けたソファ。
感情のままに荒らしたのだろう。
ダメだと分かっていただろうに。
スッキリしたであろうその後ろ姿から、反省が読み取れる。
いや、なら、するなよ。
クンクン鳴いている。
まさに無垢。名前はポチだけど。
そっと抱きしめた。
おわり
終わりなき旅
たぶん、人は怒りをぶつけるように出来ている。
生まれた時から泣き喚く事で、親の注意を引き、世話をされてきた。赤子のあの感情に、あえて名前をつけるとしたら怒りなのではないか。
とすると目の前で感情のままに私を怒っているこいつはなんだ。2回りも年が上のくせに、内容も支離滅裂だ。癇癪を起こす幼子と変わらない。
ふと掛けられる言葉を流しながら考える。人はどのタイミングで“大人”になるのだろうか。ずっと憧れる何かがあった筈だ。もはやそんなもの、無いのではないだろうか。“気が利く”や“仕事ができる”や“家族を大事にする”あたりだろうか。定義としての大人にはとっくになっている。自分がどうありたいか、なのだろうか。自分はどうありたいんだ。
「話を聞いているのか」
悔しい。怒りをぶつけたい。逃げれない自分を、周りは能力がないと言う。自分はどうありたいんだ。そのうち、そんなことも考えられなくなるのではないか。きっと皆幸せになりたいはずだ。長い道のりの、終わりが見えない。ひたすら終わりのない旅をしているようだ。息を抜きたい。
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おわれ
「ごめんね」
昨日は「半袖」をテーマに傑作を書いたのだが
不備があったのか 消えてしまっていた
ああ昨日の時間よ 昨日までの私よ
あんな傑作を書いたのに 残念だ
「ごめんね」
おわり
ちなみにマチアプで出会う相手の袖を片っ端から引きちぎりまくる女の話を書いていた
くだらねえ
天国と地獄
今、天国と地獄どちらにいるのか分からない。
愚痴って良いよと先輩に言われたため、正直に貯めてる不平不満不安不屈現状の苦悩押し付けがましい希望、そして自分をよく見せたい欲望をぶつけた。
先輩は何て思っただろう。そんなことばかり考える。
愚痴を吐かせていただいた。そう言った場を設けていただいたのだ。
愚痴ったことによる損があるかも知れない。地獄がこの後まっているかもしれない。
ただ、今はただ感謝を祈る。天国であった。
おわり
降り止まない雨
降り止まない雨のおかげでメイクが溶けて消えた
私が溶けて消えてなくなった
雨と一緒に水たまりを勢いよく踏む
本来の自分へ戻れ